臨夏蒼翠

個人的に今年最大の期待株がいよいよ着弾。フリーイング製フィギュアはこれが初めてだ。 1/4スケールというだけあって、パッケージは凄まじいサイズ。受領した時えげつない重量感にとんでもなく困惑させられた。 寸法は幅38㎝、奥行き33㎝、高さ50㎝、重量は何と約2.8㎏もあった。 あどけない雰囲気だった傑作香霖堂Verから一転して大人びた頭身と出で立ち。これがストライクゾーンど真ん中。 数ある博麗霊夢フィギュアの中でもぶっちぎりで好みの造型だ。 本体は厳重に緩衝材で梱包されている。組み立ては大幣とお札を持たせるだけ。保持力はあまりよろしくなく、すぐずれてしまうのがやや気になる。 凄まじいサイズだけあって、DX（APS-C）フォーマットの換算焦点距離90mmでは全身を画角内に収めるのもやっとな有様。おまけに首を傾けた状態で各所が靡いた造型になっているため顔に影がかかりやすく、恐ろしくベストショットを撮るのが厳しいため、レビューにあたってかなり妥協を強いられた。 香霖堂Verと並べるとサイズの違いが際立つ。 サイズが大きいだけにややディティールが大味な感じはするが、極端な破綻はなく満足な仕上がり。指先の爪はきっちり塗装されている。やや白目のプリントが薄く、光の当たり具合によって違和感を覚える時もある。 価格が価格だけに非ドロワという、期待を裏切らないサービス精神。 個人的には博麗霊夢フィギュアの決定版だ。ただ正直もう少しサイズを抑えて欲しかったところだが… こういう極端に大きいフィギュアは敬遠されて投げ売りになりやすいが、メジャーアニメタイトルではなく東方なので数が少ないらしく早速高騰状態。案内開始後すぐ予約しておいて良かったと心底思う次第。 公式ページ

フリュー版うどんげをささっとレビュー。 目に毒過ぎる、東方一のミニスカート。新参厨ホイホイの異名は伊達じゃない。 元デザインからかけ離れた造型が主流のフリュー版の中では一番控えめのアレンジ。目立った違いは瞳とソックスぐらい。 私にとってはお燐に次ぐフリュー版二番手。大きさは同じ。やはりセガシリーズより小さい。 顔立ちは非常に綺麗。常時狂気の瞳を発動させているかのような絶妙な表情。眉毛は前髪の下に完全に隠れている。 チークはほのかに赤く着色されている。もみあげの下にヒト耳造型はない。 ボタンやブローチは銀色塗装。塗られてはいないが、指先にはちゃんと爪造型がある。 ゴージャスなクリアパーツ付きだったお燐のような派手さはないが、抜群のクオリティだ。惜しむらくは、個体差かもしれないが、右もみあげの裏側の塗装がやや薄くなっていて下地が透けてしまっていたこと。 大変残念なお知らせ。 女神転生リアルフィギュアのアリスもこんな感じだったし、フリューには独自規制基準でもあるのだろうか？どうせこうするぐらいなら原作ZUN絵通りの長めのスカートにしてくれた方が良かったと思う。 まあでもここ以外は十分満足できるクオリティだ。 人気の割にあまり立体化には恵まれていない残念な子。グリフォンが健在だったら後期の良クオリティでVer.2が出ていたかもしれない。 個人的にはいつかセガの方でも出て欲しいところだ。 公式ページ