このブログについて・NIKON絡み雑記



高い機材買ったはいいが、生かす機会(と能力)に恵まれてない雑魚ユーザーです。
定量的分析が大の苦手で、定性的な事しか書かないので機材レビューはあくまで参考程度にしてください。

元々はそこそこのアニメ・フィギュアオタク。
フィギュアレビューのためにカメラに凝り始めたところ、気が付けばフィギュア熱が冷めてカメラの方がメインの趣味になっていたという。
私生活で色々なことがあった関係でアニメ熱も同様に冷めて、今では東方に流れ着いた次第。原作公式知らなくてもゆるーくやれるところが魅力。
博麗霊夢=紅白=キヤノン霧雨魔理沙=黒金=ニコン魂魄妖夢=緑=ペンタックスというどうでもいい勝手な印象…イメージカラー的に)

以下、個別に記事を書くまでのないニコン製品感想等まとめ。

ボディ

D7000

2010年発売のDX中級機。私が購入したのはもうモデル末期。結果的に2年弱ほど存続したロングセラー機となった。FX版であるD600のベースともなっている(D700に対するD300/D300Sと同じ)。
もっとも挙げるべきは、画質の飛躍的向上。このD7000世代からソニー製センサーの性能が格段に向上し、センサー面積が1/2以下ながらそれまでの35mmフルサイズ機と同等以上とまで言われるまでになった。
これ以降、2019年現在センサー性能はやや頭打ちになった感があり、ターニングポイントとなった機種。流石に配線や処理系等の都合から現在でもトップクラスとは到底言い難いが…

立場的にはプログレードのD300系の後継…なのだが、ボディを強引に小型化した感がありAF機能が比べ物にならないほど弱く、新開発位相差AFモジュールであるマルチCAM4800はAF精度の悪さから実質的にニコンの黒歴史となってしまった。実際、私も2414G装着での開放でのAFの合わなさにはゲンナリさせられた。この点、後発のD810、D500では全く不満が無かったため、やはりAFに難がある機種であることを再確認させられた。

だが、後発のD7100以降このクラスはボディデザインが別物になってしまい、買い替える気にはならなかった。いくらAFが改善しようとも、あの角の落ちたデザインはどうにも好きになれず。
そして我が家とは妙に相性が悪い東芝のセンサーとなったこともあり…うちに限ってはなぜかすぐ壊れるTOSHIBA製。

思えばD7000+2414Gを使っていた頃が一番色々な場所で色々なものを撮っていたという。もうあの頃の勢いはない…(主に精神的に)

D810

2014年発売のFX上級機。「二世代先を見越した」という8K対応画素数と、D7000をさらに上回るセンサー性能と性能比で破格のバーゲンプライスで話題をかっさらったD800の後継機。
そこへ2/3段分のダイナミックレンジ拡張能力と当時最新の防振機構を加え、さらにプロセッサ進化によってそれまでニコン定番の悪評の一つだった画像の「黄色被り」を払拭し、より洗練された名機となった。ダイナミックレンジに関しては2019年現在でも最新機種に対してもトップクラスの座を譲っていないほど優秀(僅差だが)。

卓越したセンサー性能に加え、AFモジュール等は前世代までに完成していたシステムを実直に継承しているために安定した性能を誇り、私も後継であるD850を入手しながらも手放さなかった。それほど満足度は高い。フルサイズ機にしては珍しい内臓フラッシュ搭載というのもちょっとしたアドバンテージ(これを安っぽいと嫌う向きも少なくないが)。
ただし、シャッター音だけはいまいち。それまでのスプリング駆動ではなくより防振性に優れたモーター式のミラー駆動となったことで、なんだかキレのない感じになってしまった。そしてコンパクトフラッシュは抜き差しによるピン折れが怖いので事実上の内蔵メモリと化している。

先代D800から画素数が多すぎるという声もあったが、連写しないのであれば64GBもあれば容量的には十分。

D500

2016年発売のDXフラグシップ機。センサーフォーマット以外はFXフラグシップD5とほぼ同等…なのだが、長年根強くD300系を支持していた声に対して既にDXフォーマットはプロ用途の主流からは外れてしまっていた感があり、思いの外値下がりも早かった。
新開発のマルチCAM20KによるAFエリア拡大、連写、ミラーアップ機構、ボタンイルミネーション等プロ機としての機能は一桁機に準じており、部分的にD810を凌駕している下克上スペック。詳細に比べてみたことはないので定かではないが、ファインダー周りの仕様はD850より上等らしい。

画素数は同世代下位のD7200から400万減った約2000万画素。チューニングの違いから低感度では劣るものの高感度ではやや優れているようだ。
私は2414Gを換算35mmF2相当で使うために購入した(ミラーボックスケラレを考慮するとD810のDXクロップの方が画質的に有利なのだが…)。ペンタプリズムが小さく全高が控えめのボディでホルスターバッグからの出し入れが容易で、控えめの画素数はD800系より使いやすく、シャッター音もキレが良く保有機の中で一番好み。当時はXQDもレキサーのものが現在より安価で入手できたし、ベストタイミングで買えたと思っている。一時期は最も稼働率が高かった。

D850

2017年発売のD810後継機。D5系統の最上級AFモジュールに、α7RIIIと同じように裏面照射(BSI)センサーを搭載、さらにボディ構造もファインダー倍率向上、フラッシュ・AF補助光ランプ廃止にボタンイルミネーション追加とフラグシップ一桁機を意識したものへ一新されるという、ニコン100周年記念の超意欲作。
D800初代からは大幅に値上がりしたものの、そのスペック対コストの驚異的なパフォーマンスでバカ売れ、半年以上に渡って入手困難な状況が続くという異常事態となった(対するキヤノンの同世代機が割高だったので猶更破格に思われた面もあるだろう)。今思えば「ニコンZ7と値札間違えてない?」と言っても過言ではないぐらい。それほどに完成度が高い名機。ボディデザインも最高に格好良い。
私も発売から随分経過して若干値段が下がったところを(※後先考えず)すかさずポチった有様。

D810からは画素数が増えたが、BSIのお陰で実感できるほどカラーノイズは減少した(劇的とまではいかないが)。その割に大手のベンチマークでは許容ISOがD810より落ちていたりするので、高感度以外はデメリットが多いBSIセンサーでD810と同じダイナミックレンジというのもちょっと不可解。
画素数は8K世代までならベイヤーセンサーの実効解像度を鑑みれば天井に達したと言えるレベル。D810より如実にPCでの処理も重くなっているのでRAWの扱いづらさは厄介。

レンズ

AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR

D7000キットレンズ。フルサイズ換算およそ28~150mmをカバーするレンズ。距離指標なし、プラ製マウントと造りはあまりよろしくない。
広角~標準域は割と満足のいく写りだったが、ズームするにつれて如実に解像が緩くなっていき、おまけに手振れ補正も殆ど効果が実感できなかったので、望遠側後半は(今ほど目が肥えていなかった当時ですら)あてにならず殆ど使わなかった。おまけに同じDX用ズームでは代表格だった16-85に比べて広角端が長く、最短撮影距離も長くて寄れないと、広角側も性能が微妙だったりする。なので、単焦点(特に2414G)を買い足して以降は全く出番がなくなってしまった。
なお、フィルターを二枚重ね付けして撮影したところ四隅の一つがケラレたので、どうやら偏心していた模様。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

フルサイズ換算約50mmの標準レンズ。開放F値は小さく、仕様上の使い勝手もそこそこだが…正直このレンズは初心者向けトラップのように思えてならない。
準広角35mmの画角を最も好む私の意見としては、初心者にとって50mmは明らかに画角が狭すぎる。この焦点距離を使いこなせるのは相当にカメラを使い慣れた人間でないと無理だ。さらに、単焦点ならではの描写力(特にボケ味)が特段高いわけでもなく、だったらキットズームでいいやという話で…わざわざ利便性でズームに劣る単焦点レンズを買うなら、妥協せずにもっと高いグレードのものを買った方が絶対に良い。
2019年現在、FXフォーマットでも使えてこれより描写力の高い単焦点は格段に充実しているし、今このレンズを選ぶメリットは全くない…と思う。ジャンク価格でもない限りは。

AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

フルサイズ換算約60mmの標準マクロ。DX35mmと比べて割と高く、開放も暗いが、初めての単焦点ならこちらの方が描写力も使い勝手も格段によく、コストパフォーマンスで圧倒している。
やはり2019年現在では他の選択肢は格段に充実しているわけだが、この画角で等倍まで寄れるメリットは代えがたいので、選ぶ意味はある。
インナーフォーカスではなく全群繰り出式だが、AF速度は(DX35mmに比べて)遅いわけでもなく、極端に寄らない限り繰り出し量は非常に小さくあまり困ることはない。

ミラーレスZ

今のところ食指が全く動かないので移行の予定なし。

ニコンには悪いが、あの新システムのデザインがどうしても好きになれない…特にあのSラインレンズ群。マウント刷新に合わせたイメージチェンジを図って敢えてFマウントG・Eタイプから一転して情報量が少なく、飾り気のないシンプルなデザインを狙ったのだろうけれど、その割に焦点距離・開放F値表記が妙に大きく高コントラストで悪目立ちしている(野暮いと評判の悪かったかつてのタムロン金環に通じるものがある)。これで通電していないとピント位置すら動かせないフォーカスバイワイヤとくれば…
一方キヤノンの方は新RFレンズをEFレンズの意匠を継承しつつ洗練されたデザインにまとめ上げている(ボディもEOS Rの方が格好良い)。かつてデザインが理由でキヤノンを敬遠してニコンを選んだ私だが、まさか評価が反転するとは夢にも思わなかった。

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